その裏でやっていたのは
「12ヶ月先まで見える資金繰り管理」でした
名古屋から30分のA市。黒字と赤字の間で揺れていた工務店が、3年で変わった。
売上がここ数年、2億台から3億の間を行き来し、経常利益はかろうじて黒字、あるいは少し赤字——そんな状態が続いていたのが愛知県A市のX工務店でした。
ご依頼を受けた私たちが資金繰り管理の核に据えたのは、「お金の見える化」でした。大きなポイントは2つです。
常に12ヶ月先を
数字で見せることにしたこと
営業の進捗・工程表・工事粗利——
全部お金に変えた
「業績を上げる3つのシミュレーション」を
毎月繰り返したこと
比較してわかること:「集計型」と「見える化型」の違い
| 集計型 (多くの工務店) |
見える化型 (私たちの管理) |
|
|---|---|---|
| 何がわかるか | 入出金の集計結果 | 今後12ヶ月の資金の動き |
| 何ヶ月先まで | 2〜3ヶ月 | 常に12ヶ月先まで |
| 経営への役割 | 結果の確認に終わる | 意思決定を支える |
| 社長の変化 | 感覚経営のまま | 「指揮官」としての経営が始まる |
多くの工務店がまず持っている資金繰り表は、足し算・引き算で集計する形式です。到着した請求書を積み上げ、せいぜい2〜3ヶ月先までの数字を出します。
この形式でわかるのは「いついくら足りる・足りない」という集計結果だけです。最大の弱点は「これからの未来」が一切反映されないこと——社長の打ち手を引き出す余地がありません。
お金を見える化すること=社長の打ち手を最大限に発揮させる材料を用意すること。X工務店に実際に何が起きたか——次でご紹介します。
「ようやく本当の経営者になれたと思うよ」
資金繰り管理導入から数年後、X工務店社長
「俺って指揮官にならないといけないんだ——と、恥ずかしながら気づかされた」
管理開始後に気づいたこと
「お金の残高に一喜一憂はしても、管理はしていない——そんな社長で会社がやっていけるのは、売上1〜2億でいっぱいいっぱいだろうね」
感覚経営の限界について
この管理を続けた先で、
リスケ中でも融資が通った工務店があります。