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私たちのサービス

中小企業の経理担当者向けに、不安を解消し新しい視点を提供するサービスと、
初心者が6か月で資金繰り管理をマスターするトレーニングプログラム。
希少な機会で確実なスキルアップを。
画像をクリック頂けると詳しい内容のご案内ページにリンクいたします。

   

理解されない資金繰り担当者の苦悩

 下のグラフは私たちのサービス「資金繰り管理屋さん」において、中小企業担当者に「資金繰り管理実務における悩み」についてアンケートを取った結果です。

 学ぶ場所もない、教えてくれる人もいない。
だけれども社長は「経理なんだからできて当たり前」の理解でいる。
「間違えれば会社に迷惑をかける」業務でありながら、会計における税理士のような「チェックしてくれる人がいない」「相談できる人がいない」。


中小企業の実務担当者にとって資金繰り管理は「苦行」と言っても過言じゃない実務になっています。

今すぐ止めて!第1位 1ケ月分の資金繰り表しか作らない実務

     

 資金繰り表は、請求書が到着しただけで作成するのではなく、予測を含めて常に最新の状態を保つことが大切です。
前月のデータから予測版を作成し、月初に届いた請求書で確定値に更新する方法が推奨されます。

 予測をせずに請求書到着している情報のみで資金繰り表を作る手法は、破綻した会社に多い行為です。次の支払まで20日くらいしかない状況でようやく資金不足が明らかになった時には、対策が限られてしまいます。
もしも早期に予測していれば、もっと多くの選択肢があったかもしれません。
給料の支払いや業者支払の問題に直面する前に、一緒に予測を立て、事前に解決策を準備しましょう。


そしてこういう実務の継続は社長を「ダメ経営者」に導いてしまいます。具体的には

影響① 社長の経営の焦点が「金、金」になってしまう。

「将来の予測がない」⇒「社長は資金繰りが不安でしょうがない」⇒「目先の不安を資金注入で解消しようとする」⇒「経営改善に目が行かなくなる」。
中小企業では倒産寸前の社長は必ずこうなります。

影響② 予想外の支出が生じても対応できない。会社の財務が非常に不安定になる。
そういう事態が生じるたびにその予測できない責任は担当者のあなたが一身に負う。今はそうは言わない優しい社長かもしれませんが、資金繰りが厳しくなれば社長のあなたへの態度は一変することになります。


「私がなんでお金の管理で・・・」。理不尽だと思うことでしょう。
でも本来すべき形で行っていないのも、残念ながら事実・・・・

     

過去実績と未来予測、この2つの情報が並ぶ。それが資金繰り表です。
「今月だけの資金繰り表」はただの過去・結果の「集計表」。
「今月末の実務」をすることに大きな意味がある表だけれども、社長の意思決定にはほとんど役に立っていません。

大事なことなので繰り返しお伝えします。
今月だけ(=30日分)の資金繰り表」は経理・財務の実務者のためにしかなっていない資金繰り表です。詳しくは後述しますが中小企業における資金繰り表は、経理のためにあるのではない。銀行のためにあるのでもない。第一義は資金繰り表は社長の(意思決定)ため=会社の成長と守りのためにある」。
その一番大切なこと、本質にそうした実務では全く寄り添っていないのです。

 ここまでの話と同じ話を現場ですると反応は大きく2つに割れます。
7割の方は納得し「会社を守りたい。どうすればいいのか?」と前向きに問いかけがあります。
残り3割の方は「そうは言っても」&「今後もこんな事情でできません
会社がここまで傾いているのに、それでも自分の実務を変えないことに頑ななのか、と残念にいつも思います。

 破綻した中小企業の経理の再就職は地方であればあるほど厳しい目にさらされます。
「潰れた会社の経理」というレッテルはとても辛い。それでもそこを超えて再就職できるのは「厳しい中でも会社のためにどれだけのことをしてきたの?」の姿勢です。
面接の時にそういう姿勢がにじみ出るのです。中小企業の経営者はそういう姿勢も、変な頑なさも、とても敏感に感じ取ります。

 今、実務を変えませんか?まだ会社もあなたも間に合うと思います。
 


今すぐ止めて!第2位 「標準品」を何も考えず使っている

 
 金融機関が下記のような表を「サンプル」として提供するからだと思います。
ネットで検索して資金繰り表を手に入れようとすると、こんな感じのフォームしか出てきません。


こういう「サンプル」は金融機関があなた方を分析するには都合がいいようには作られているけど

【資金繰り表の作成担当者からみて、作りにくい。更新がとっても面倒くさい
 ・担当者にとっては更新が正直とっても面倒くさい
 ・他の人がチェックできない。数字の根拠は担当者しか知らないから。
 ・「前回と何がどう変わった?」の分析は、担当者が数字に強くないと難しい。

経営者から見て見にくい。使い勝手が悪い
 ・資金残が▲になった表が提出されても、何でそうなったかがわかりにくい。
 ・「あの現場の採算が悪化しそう。資金繰りどうなる」などのシュミレーションがやりにくい
 ・見てもよくわからない。
  作成者の捉え違い・ミスがあっても渡された経営者は気づくことができない。

と、私たち側(会社側)の実務にはまるで向きません。
特にここは共感頂けるのではと思うのですが、資金繰り表を更新するのって結構面倒じゃないですか?! 更新の作業を3倍は面倒にしてくれているのがこのタイプの表、サンプル品です。
いいところが1つも無い!のがサンプル品で、そしてあなたの会社には絶対に合いません。なぜなら


 資金繰り表を何のために作っているのか、忘れないので欲しいのです。
社長の意思決定のため」です。
だから「社長が的確に判断できるようにポイントが一目でわかるように調製する」
ことが決定的な使命です! 具体的には

要点が一目でわかる!
 あっちの資料見てこっちの別紙を見ないとよくわからない、なんてことはしない。
②作成根拠・前提が見る側(社長)が見てすぐわかる。
 「作成者の私はわかっている。聞かれれば答えられるけど」は絶対にやってはいけない
③貴社の取引実態・流れ(入出金サイト、支払手段の特徴、在庫などの特性)を反映している。

ことです。この3つを守れば、どんな形式にしたって構いません。
 銀行にだって普段の説明の時にはオリジナルの形式を使用していいのです。
銀行のために「銀行指定形式で別途作る」手間を強いること、銀行側も全く望んでいません
実際に私たちがご指導させて頂く全ての会社は、オリジナルの形式で銀行に説明をしています。私たちが説明しやすい表は銀行から見ても貴社を理解しやすく、銀行担当者も稟議書も書きやすい(=融資可能性がUp)です!

今すぐ止めて!第3位 前提がわからない表作り

上で実務的でないとお話しした、日本国内で出回る「サンプル品」の形式です。

 
注目頂きたいのは橙色の売上&売上原価の収支計算
ここが経営者に「資金繰り表ってよくわからない」と言わせる「魔のソーン」です。なぜかというと、次の様なことをいちいちあなたに聞かないと正確な理解ができないからです。例えば

粗利はいくらの想定なの?4月から材料Xの単価上がったのだけど。
新規契約はどこまで入っているの?Aランクだけ?Cランクはないの?あるの?
・Y現場でダメ工事(想定外不採算)が発生したと聞いたがどう反映されているのかな


つまり「前提」です。
ここは忌憚なく、特に強調させていただきますが「前提」が示されていない数字の表はビジネスとして失格です。大きい企業では当たり前に先輩から厳しく指導されることですが、中小企業ではなかなかそんな指導をしてくれる先輩がいない事情はよく承知しています。でも、このことが中小企業の資金繰り管理を難しいものにしていることは事実なのです。だから、あなたにはこのことを覚えて欲しいのです。

「何がどう反映されているか」と社長が一目ではわからず、あなたにいちいち聞かなくてはいけない表は「仕事を半分しか行っていない」に等しいのです。さらに、致命的なのは

【資金繰り表の正誤、整合性のチェックが難しい
 経営者の多くは財務知識や経験が希薄です。だからあなたに任せているのです。ゆえに経営者が資金繰り表の整合性をチェックしてくれることは期待薄です。そうなると怖いのは「あなたのミスが会社の存続にまで響くミス」になることです。

 誰もチェックしない。質問も修正の指示も何もない。
「あなたの仕事にミスはない」が組織の大前提がなっている。イコール「何か問題あったら全責任は君」・・・これは実務担当者としてとても怖く、辛いことですよね?
 こんな↓心が折れる思いを、私は初心者のころ、何度したことか・・・


 私のそんな景色が変わり始めたのは「前提をはっきりと示す」工夫をした所からです。その過程でいやがおうにでも現場とのコミュニケーションの回数は増えました。
 私が把握した前提に間違いもあったから、それで怒られ続けました。現場も「こんな話は俺は聞いていない」と社長に怒られる回数も増えました。でも会社の未来を「数字と時間軸」で社長と経理が明確に共有できるようになり、それが毎月のルーチンとして会社に根付いたとたんに、社長の「決断」が大きく変わりました。会社の業績が目に見えて回復していきました・・

 だから自信を持って言えます。資金繰り表を渡して「はい、ご苦労さん」だけで終わることは、双方にとって拙いのです! 社長と経理で未来の前提を「数字と時間軸で」共有でき、コミュニケーションを深く行う工夫・・が会社の多くのことを安定させ、そしてあなたのビジネス能力を大きく引き上げます!

 季節性があり売上の変動が大きい会社や、建設業・イベント業・ソフト制作業など「1件1件の受注が大きな金額に上る」業種は特に「前提を表にわかりやすく、はっきり表現する」ことにこだわってください。金額が大きいだけに、捉え違いは会社の存続にまで及んでしまいます。
  

このページであなたに伝えたいこと

 資金繰り管理の専業ではない多くの中小企業の実務者にとって、資金繰り管理は「実は苦行」。間違ったら会社に迷惑をかける「恐怖」、そして一番切ないのは「資金繰り管理」は実は高度なノウハウが必要なのに、世の中の社長の8割は「経理なら当たり前にできるよね」という誤解をもっていることです。

 そんな誤解を解くべく、少しお時間を頂いて、社長とぜひ一緒に弊サイト下記ページを見て頂けないでしょうか?「資金繰り管理は全社で取り組むこと」という大前提のもと、「社長の側」としても解いておくべき誤解について解説させて頂いたものです。



経理のあなた一人だけがもがき苦しんでも、資金繰り管理問題は絶対に解決しません。社長とあなたとがこの実務の事情を共有することからでしか解決しません。

 話しは続きますが、私たち「資金繰り明快ドットコム」の原点は、企業が倒産するかどうかの瀬戸際の現場です。そこでは資金繰り管理の不備を原因とした「前からこうなるって読めたよね!十分な手を打てたじゃないか!」「潰れなくてよかったのに」という事態に多く遭遇してきました。


 強くお伝えしたいのは「資金繰り管理が会社の行く末に与える影響は大きい」現実です。意思決定の重要資料を作成している、この仕事の意義をよく理解頂きたいのです。中小企業の事業再生の現場では、社長も現場も硬直し、前向きな決断に進めない中、経理部門にも同じように「担当者御自身の事情、理解」を声高に主張、頑なに変わろうとしない方が多いのが実に特徴的です。でもあなたにはこうはなって欲しくないのです。

 「資金繰り管理1つで会社の行く末が左右されること」が「10年経ったら8割潰れる」中小企業には現実に多くあるのです。厳しい会社ならばなおさら重要な仕事なのです。

 だからあなたには今の仕事のやり方を変えて欲しいのです。工夫を追及して欲しいのです。会社の業績向上に私たちができること・貢献できること、まだまだあるのです!


資金繰り管理実務を学ぶ場がここにあります

     
   
 
   

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資金繰り管理屋さん®

合同会社Properly
代表社員 :佐藤 崇
本社所在地:東京都練馬区下石神井四丁目

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前職では年の半分を地方支店でベンチャーキャピタルの営業、残り半分を本社で事業再生(ピンチな中小企業の資金繰り管理をずっと担当)で過ごす、というなかなか他にはいない経験を重ねてきた、と自負しております。











    





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